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鎮守の杜を守る会の舞台裏

大阪北摂の千里にある上新田天神社。 その鎮守の杜を守る会にまつわるよしなし事を不定期で綴って行きます。

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神社

神社に対するイメージってどういうものをお持ちでしょうか。

私の故郷の神社は都市近郊でありながら広い境内を持ち、昼間は子供達が駆け回り,お年寄りの方はベンチで一服する,そういう風景がいつも見られました。
なんとなく人が集まってくる場所。
いわゆるムラナカから少し外れた場所ではあったのですが、人が引き寄せられる空気を持ち、また神社さん側もそれを許容していた(いたずらや危険なことに対しては相当厳しく怒られたりしますが)、そういう雰囲気を持ついい場所でした。
(大人になってから、そのお社が延喜式という古い公文書にも収載された1000年以上前からの古社だと知り、懐の深さに驚いたわけですが)

そういう風な原体験を持っていますので、ピンと張り詰めたような空気を持ち緊張を強いるようなお社も好きですが、そういう人を迎え入れるような空気を持つお社の方により好感を持ってしまいます。
こういうのはお社の格式じゃなくて、そこの神職の人柄やそれまでの仕来りなんでしょうね。
時間を作り方々のお社を参拝しているとそういう風な感想を持ちます。

さて、この場でこの様な感慨めいた文章を書いているのは、上新田の天神社に自分が肩入れしている理由はこれなんだろうという事なんですね。

創祀四百年足らずという期間は、この地域、北摂ではさほど古いものではないものです。
同じマンション建設問題で揺れる吹田市に鎮座する垂水神社の方は先程の延喜式にも名神大社として非常に名高い格式を持った、1000年を祐に超える古代祭祀にも連なる古い歴史を持っているお社とも言われています。
景観問題に携わるという事では、文化価値を考えると後者の垂水神社の方を優先すべきかとも思います。

でも心が命ずるのはこの上新田の天神社なんですね。
ある種神社という枠を超えて、(というか本来の神社のあり方の一つなんでしょうか)、ムラのコミュニティの中心足ろうと様々な事柄に場所を与え、人が集まる場所足らんとする。
神職だけでなく村の人の社への思いなどもここからは感じられるんです。

私が回らせて頂いた300社を超える神社の中でも案外こういうお社は少ないのですね。
お願い事の為に足を運ぶ、お祭の時だけ足を運ぶ。
身近な存在とは言い難い関係になっている所が結構あるんです。

このお社には私から見て好ましい人と神社との距離感があります。
そういう場所が今のまま今の姿のまま残ってくれたら良いなと、そう思いながら活動を続けて行っています。



「ロジュマン千里中央というマンションが、千里の氏神の上新田天神社の長年守り受け継いできた景観を損なう事を許せない。」
「ロジュマン千里中央というマンションの建設を進めているMID都市開発並びに近鉄不動産等の関連会社が、将来の子供達の為にも神社とその周辺の景観に配慮するように希望する。」

何度も何度も訴えかけておりますこの言葉が、関係者の人達に届きますように。

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